メンズの日焼け止めは、どう選ぶ？「SPF」と「PA」の意味＆シーン別におすすめの商品を紹介！

日焼け止めを使うメリットは？

そもそも日焼け止めは、なぜ必要なのでしょうか？
まずは、日焼け止めを使うメリットから見ていきましょう。

（1）肌トラブルを防止できる

日焼けの元である紫外線は、肌の水分を奪うことで、肌トラブルのリスクを高めます。
例えば、カサカサの乾燥肌やブツブツの湿疹などの肌荒れを引き起こす可能性が考えられるでしょう。
日焼け止めを塗ることで、結果的に肌トラブルの予防に繋げられます。

（2）将来のシワやたるみの予防になる

紫外線は、肌の奥深くへと侵入し、肌の弾力成分であるコラーゲンやエラスチンを破壊したり変性させたりします。さらに、コラーゲンやエラスチンを生み出す線維芽細胞までも破壊し、肌の弾力をますます低下させるのです。
その結果、将来的にシワやたるみができやすくなります。若いころからしっかり日焼け対策をしておけば、加齢にともなうシワやたるみのリスクを軽減させられるでしょう。

（3）日焼けのレベルを調節できる

日焼け止めは、日焼けを防ぐことだけが目的ではありません。
例えば、利用シーンに合わせ、あえて効果の低い日焼け止めを塗ることで、うっすらと肌を焼くことが可能です。
このように、日焼け止めの効能を理解した上でシーン別に使い分けることで、かっこいい日焼け肌が作れるでしょう。

日焼け止め3タイプそれぞれの特徴とは？

日焼け止めには、大きく分けて「クリーム」「スプレー」「ジェル」の3タイプがあります。ここでは、3タイプそれぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

タイプ①：クリーム

まずは、もっとも定番のクリームタイプから。
クリームタイプの日焼け止めは、伸びがよく肌に塗りやすいことが特徴です。高保湿タイプの日焼け止めなら、乾燥対策にもなるでしょう。
ただし、前髪が長い人の場合、額にクリームを塗ると、前髪に付着するなどヘアスタイルを乱す可能性があるため、スプレーやジェルも検討してみてください。

タイプ②：スプレー

続いては、スプレータイプ。
スプレータイプの日焼け止めは、日焼け止めの成分を霧状に噴射することで、短時間で紫外線カットの予防ができます。また、スプレータイプは頭皮の日焼け対策にも重宝するでしょう。
しかし一方で、スプレータイプの場合、透明な液体のため日焼け止めがついていない箇所に自分で気づきにくく、塗り忘れのリスクがありますのであらかじめ念入りにスプレーしておくことが大切です。

タイプ③：ジェル

最後は、ジェルタイプの日焼け止めです。
ジェルタイプの日焼け止めは、全身にかけてまんべんなく塗り広げやすいことが特徴として挙げられるでしょう。
背中や太ももなど、広い部位にだけ使うのも良し。また、ひんやりタイプのクールジェルなら、表面体温を下げる効果も期待できるかもしれません。

日焼け止めの「SPF」と「PA」それぞれの意味は？

日焼け止めの商品パッケージに記載されている「SPF」と「PA」。
ここでは、それぞれの意味をチャックしていきましょう。

日焼け止めの「SPF」とは？

日焼け止めのSPFは、肌の表面を黒くするUVB（紫外線B波）の防止時間を示す指標です。例えば、日焼け止めに「SPF20」と表記されている場合は、下記のとおり肌が紫外線の影響を受ける時間を一定延ばす効果が期待できるでしょう。

・SPF20×15～20分＝300～400分（5時間～6時間40分）

ただし、日焼け止めは水や汗で流れやすいため、こまめに塗り直さないと意味がありません。

日焼け止めの「PA」とは？

日焼け止めのPAは、肌の奥深くへと侵入してコラーゲンやエラスチンに悪影響を及ぼすUVA（紫外線A波）をどれだけ強く防げるかを示します。
PAの横に記載の+の数が多いほど、UVAの制御効果が高くなります。

日焼け止めの正しい選び方ポイント3つ

ここからは、日焼け止めの正しい選び方についてご紹介します。
日焼け止めを買うときは、次に挙げる3つのポイント押さえて選びましょう。

【1】利用シーンに合わせて選ぶ

まずは、日常の利用シーンに合わせて日焼け止めを選ぶことが大切です。
いくつか利用シーンに応じた最適な日焼け止めの指標値を取り上げましたので、購入時の参考にしてみてください。
 

散歩や買い物

【SPF】10～20
【PA】+～++

屋外での軽いスポーツやレジャー

【SPF】20～30
【PA】++～+++

炎天下でのレジャーやマリンスポーツ

【SPF】40～50+
【PA】++～++++

【2】肌負担を考慮して選ぶ

日焼け止めには、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」があります。
中でも、紫外線吸収剤は肌への刺激が強いため、特に敏感肌やアレルギー体質の方にはおすすめできません。紫外線散乱剤を使用しており、低刺激タイプの表記がある日焼け止めを選びましょう。

【3】洗い流しやすいものを選ぶ

日焼け止めによっては洗顔で落ちにくく、洗い残しによって肌に刺激をもたらすケースがあります。その結果、出来物などの肌トラブルを招くこともあります。
日焼け止めは、使用中における効果の高さだけでなく、使用後の洗い流しやすさも考慮して選びましょう。

日焼け止めが自分の肌に合っているか見極める方法

日焼け止めは、正しく選んで買ったつもりでも、自分の肌に合わない場合もあります。
ここでは、日焼け止めが自分の肌に合っているかどうかの見極めポイントを解説します。

◆肌トラブルが起きていない

肌トラブルが起きていなければ、肌への刺激が少ないと言えます。
ただし、継続的に使うことで肌トラブルが起こる場合もあるため、最低1週間は様子を見ましょう。
また、日焼け止めを塗る前は、化粧水や乳液で十分に保湿ケアをしてください。日焼け止めによる肌への刺激を和らげることができます。

◆1～3日後までに肌が黒くならない

日焼け止めの効果も、自分に合っているかどうか正しく見極めましょう。
通常、日焼け止めに記載のSPFが十分な値であれば、多少の紫外線を浴びても肌は黒くなりません。
肌が黒くなるのは、紫外線を浴びてから1～3日はかかるため、4日目に肌が黒くなっていなければSPFが利用シーンに合っていると言えます。

メンズにおすすめの日焼け止めを利用シーン別に紹介

ここからは、メンズにおすすめの日焼け止め商品を利用シーン別にご紹介します。

1.パックスナチュロン UVクリーム

www.amazon.co.jp「パックスナチュロン UVクリーム」は、SPF15、PA++で、散歩や買い物などちょっとした外出シーンにおすすめの日焼け止めです。
合成の紫外線吸収剤と合成界面活性剤を使用していないため、肌にやさしいことが特徴。ノビがよく、塗った後もサラサラの肌触りに仕上がるため、全身に使用できるでしょう。
 

2.NULL BBクリーム

www.amazon.co.jp「NULL BBクリーム」は、SPF30、PA++で、屋外での軽いスポーツやレジャーシーンにおすすめです。7種類のオーガニックエキス配合で、肌をしっかり保湿できることが特徴。
また、日焼け止め以外に寝不足による目の下のクマや青ひげなどを隠すメイクアップ効果も期待できるでしょう。
これ1本で、肌の見た目を整えつつ肌トラブルと紫外線の防止に使えます。
 

3. HMENZ

www.amazon.co.jp「HMENZ」は、SPF50+、PA++++で、炎天下でのレジャーやマリンスポーツなどがっつり太陽の光に浴びて活動するシーンにおすすめです。
ウォータープルーフのため、少しの汗や水では落ちません。また、時間が経つと起こる再乳化によるベタつきを抑え、いつまでも快適なつけ心地を保ってくれます。
さらに、アロエベラ葉エキスとグリチルリチン酸2K配合で、保湿面の効果も期待できるでしょう。