どうして女性は専業主婦になりたがる? 彼女に共働きを説得する方法5つ!

カップルの付き合いも長くなると、彼女とふたりで将来について話すこともありますよね。
そんな会話中「わたし結婚したら専業主婦になりたいな〜」なんて言われてしまうこともあるかもしれません。
もちろん彼女の希望を叶えてあげたい気持ちはありつつも、現実問題自分の収入だけでは妻や子どもを満足に養っていけない……というケースもあるでしょう。
むしろ結婚後に親と同居する夫婦が少なくなった今、家族みんなが幸せに暮らしていくためには、共働きの夫婦が当たり前といえるかもしれません。

そこで今回は、専業主婦になりたがる彼女の女性心理をはじめ、夫婦共働き生活の魅力やメリット、また実際にパートナーを“脱専業主婦”へと説得するための方法を考えてみましょう。

どうして女性は専業主婦になりたがる?

結婚後に彼女が専業主婦になりたがる女性心理まずは、結婚後に彼女が専業主婦になりたがる女性心理から見ていきましょう。

「女は家に入る」という価値観を持っている

だんだんと少なくなってきている考え方ですが、田舎育ちの女性をはじめ、いまだに「男は外で仕事。女は家庭を守る」という価値観を持っている人もいます。
特に母親が専業主婦の家庭で育った女性は、むしろそれが当たり前という認識で、場合によっては結婚を機に仕事を辞める気満々という人もいるでしょう。

仕事と家事の両立が大変だから

仕事と家事の両立は、なかなか大変なもの。また、結婚すれば夫婦ふたりに加えて子どもの面倒も増え、さらには家事の分担もほとんどの家庭は女性が担うケースが多く、そこに不安を感じている女性もいます。
特に交際中からあまり家事をしない彼氏の場合「それなら家事に専念できる専業主婦になりたい」と考える人もいるでしょう。

結婚したら趣味や子育てを楽しみたいから

専業主婦になりたいという女性心理のひとつに、趣味や子育てに没頭したいという理由も挙げられるでしょう。
現実問題、結婚後の子育てや家事は想像以上に苦労するものですが、まだ結婚前の女性はそのような夢心地を抱きがち。
特に結婚願望の強い女性は、友達の結婚式や出産などに影響をモロに受けていますので、憧れがエスカレートした発言という可能性も考えられるでしょう。

人のサポートをするのが好きだから

もともと表に出て目立つタイプではなく、裏方にまわって人をサポートするのが好きな女性の場合、結婚後は専業主婦になって、夫の成功や子どもの成長を支えることに専念したいというケースもあります。
特に学生時代に部活のマネージャーをやっていた人、もしくは社会人になってから事務職一筋の人はそのような傾向が強いかもしれません。

今の職場が嫌い、もう働きたくない

それから意外と少なくないのが、そもそも仕事が嫌いで辞めたいことを理由に専業主婦を望んでいる可能性も考えられるでしょう。
特にもともと人付き合いが苦手なタイプの女性は、職場の上司や同僚とコミュニケーションしながら働くのが苦痛に感じるもの。
また、この手の女性はたまたま今の会社が合わないだけというケースもあり、転職などで1コロッと考え方が変わったりもします。一度じっくり彼女と話し合った方が良いでしょう。

共働きのメリット4つ

共働きのメリット彼女に共働きを提案するうえで、まずはあなた自身が共働きのメリットを理解しておく必要があります。
ここからは、夫婦共働きの利点や魅力について見ていきましょう。

(1)お金に余裕ができる

まず夫婦共働きの大きなメリットは、お金に余裕ができること。
ふたりが共働きの場合、お互い自由に使えるお金が増えて趣味に使ったり、貯蓄に回したりできます。
自分の収入だけで生活するよりも、断然ゆとりのある生活が送れるでしょう。

(2)妻に社会とのつながりを持たせられる

専業主婦になると、どうしても社会とのつながりが希薄になってしまうもの。
それが何年も続くと、内気な環境に慣れてしまい社会復帰が難しくなる場合もあるでしょう。
それも夫婦共働きであれば、妻が社会とのつながりを持ち続けることができて浮世離れのリスクを防げます。

(3)無駄に縛られる心配がなくなる

専業主婦の奥さんは、家で過ごすことが多く人と話す機会も少ないため、それがストレスになって外で働く夫の行動を監視したり束縛したりする傾向が強く、たとえば仕事終わりに同僚とお酒を飲んで帰ることに対して嫌な顔をされる場合があります。
それも共働きの夫婦であれば、妻も同僚と息抜きする機会があり互いに自由な関係を楽しめるでしょう。

(4)お互いに対等な関係でいられる

『男は外で仕事、女は家を守る』このような役割分担をしている夫婦の場合、よく男性が陥りがちな心理として「稼いでいるのは自分」「妻を食わせてやっている」という考えになり、妻より上と勘違いしてしまうこと。
そういった勘違いの上下関係が原因で、DVにつながる夫婦もいます。
このような問題も、夫婦共働きで家事を分担することで、お互いに対等な関係が保てるようになるでしょう。

彼女に共働きを説得する方法5つ

彼女に共働きを説得する方法ここからは、実際に専業主婦を望む彼女に共働きを説得する方法についてご紹介します。

【1】率直に家計が苦しいと悲鳴をあげる

まずは率直に、家計が苦しくなると彼女に伝えましょう。
特にプライドの高い男性は、自分の収入だけでは生活が苦しいにもかかわらず、その本音をなかなか言い出せないもの。しかし夫婦の結婚生活は、カップルの恋愛と違って本音を隠していては成立しません。
専業主婦を望む彼女に結婚後も働いてほしいなら、共働きの必要性を訴えて共感の気持ちを誘いましょう。

【2】共働きのメリットを徹底して伝える

人間という生き物は、魅力やメリットを感じられないとなかなか心が動かないもの。
彼女に脱専業主婦をしてもらいたいなら、共働きのメリットを徹底的に伝えるのも手でしょう。
共働きをすれば、オシャレな服が買える、美味しいものが食べられる、いずれはマイホームが買えるかもしれないなど、金銭面にゆとりができることのメリットを伝えて、上手に説得してください。

【3】数字を引き合いに社会の常識を説明する

『男は外で働き、女は家を守る』この価値観は、すでに時代遅れの考え方。
内閣府の調査報告資料(引用元:男女共同参画局)でも、平成29年の日本国における専業主婦世帯と共働き世帯は、それぞれ専業主婦世帯が641万世帯に対して共働き世帯が1188万世帯と、大きく共働き世帯が上回っています。
生活費を稼ぐ目的や社会参画を望む女性が増えているなどの理由から、今では共働き夫婦が当たり前になっています。
これらの事実を淡々と述べ、世の中の常識として彼女に共働きを説得するのもひとつの手でしょう。

【4】家事の役割分担を見直す

結婚後の共働きに対して女性が消極的になる理由のひとつが「仕事と家事の両立の大変さ」です。
たしかに仕事へ出かける前に家の中を掃除したり洗濯したり、そして仕事から帰ってきて食事の準備をするとなるとかなり負担が大きくなるもの。
この大変さを理解したうえで、家事の役割分担を見直すのも彼女に脱専業主婦をしてもらうひとつの解決策につながるでしょう。
彼女に共働きを望むのであれば、自分も同等かそれ以上に家事を引き受けないと純粋に不平等ですからね。

【5】ふたりの夢や目標を設定する

その名も『鼻の先にニンジンをぶら下げる作戦』で、専業主婦を望む彼女に考え方を改めさせる方法もあります。
ずばり人は、先々に楽しみな予定や目標があると頑張れるもの。
たとえば海外旅行やちょっと贅沢な買い物をする、もしくは子どもを私学に通わせる、マイホームを購入するなど将来の夢でも構いません。
ぜひ彼女がワクワクするような目標を設定し、「それなら共働きで頑張ろうかな…」という気持ちに変えさせましょう。

「専業主婦か?」「共働きか?」は意見がわかれやすい!

「専業主婦か?」「共働きか?」これは結婚前のカップルに限らず、結婚後の夫婦間でも意見がわかれてしまう問題です。
特に育った家庭環境や親の影響で、結婚後は当たり前のように専業主婦を希望する女性も少なくありません。
そんな彼女に共働きを説得する方法として、共働きのメリットを伝える、感情に訴えかける、現実を突きつける、または夫婦ふたりの目標を決めるなど…やり方はいろいろあります。
彼女の性格やふたりの状況も考慮したうえで、最適な方法で説得してみましょう。

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この記事のライター
大船くじら
大船くじら
フリーライター・コラムニスト。自分の人生のテーマは「楽しむ」です。色々な楽しむためのヒントを発信できたらと思います。健康オタクなのにお酒が大好きなのが悩み。