メンズが押さえておきたい「男ウケ」と「女ウケ」のファッション、その違いとは?

ファッションの着こなし作りにおいて、男子ウケと女子ウケの両方を狙いたいという男性も少なくないでしょう。
しかし実際のところ、“男”と“女”では好きなファッションの傾向が異なるため、両方のウケを狙うのはかなり至難の業。
そのため、基本的にはその場のシチュエーションや、男と女のどちらにウケたいのかを決めてからのコーディネート作りをおすすめします。

今回は、メンズが押さえておきたい「男ウケしやすいファッション」と「女ウケしやすいファッション」の特徴についてご紹介。それぞれの違いをしっかり覚えておきましょう。

男ウケしやすいファッションの特徴5つ

まずは、同姓の男性にウケやすいファッションの特徴から見ていきましょう。

(1)有名ブランドを取り入れたファッション

有名ブランドを取り入れたファッション男性は、有名ブランドのロゴやモチーフを取り入れたコーデを好む傾向にあります。
例えば、ひと目で某ブランドだとわかるデザインのデニムパンツや靴・ジャケットなどを取り入れたファッションは、特に見た目重視の自尊心が強めの男性にウケやすいでしょう。

中でも、デニムの縫い糸や縫い目のことを指す”ステッチ”は、ブランドごとに特徴が出やすいため見る人が見れば有名ブランドものだと一瞬で見抜けます。

(2)カジュアルな洋服を活発的に着こなしたコーデ

カジュアルな洋服を、活発的に着こなしたコーデ男性には、パーカーやTシャツ・ダメージデニム・スニーカーなど、カジュアル性が強く活発的なコーデが好まれる傾向にあります。
ただし、だらしない格好は男女ともに好まれません。服のヨレがなく、すっきりとしたシルエットの着こなしを意識しましょう。

カジュアルファッションが苦手な男性は、スニーカーをきれいめコーデに取り入れるのがおすすめです。それだけで活発的な印象を与えられますよ。

(3)オトコの無骨さを前面に出したコーデ

オトコの無骨さを前面に出したコーデ男っぽさやワイルドさを前面に押し出したコーディネートは、「男のあこがれ」をイメージさせるもの。
ただし、腰まわりでチェーンをじゃらじゃとぶら下げたり、過剰に肌を露出させたりするような“コワモテ”のファッションは、人を選ぶため万人ウケはしづらいでしょう。

万人の男ウケを狙うのであれば、上質なレザージャケットや高級感のあるダメージデニムなど、きれいめをベースとしたワイルドファッションがおすすめです。
また、無造作ヘアーやパーマスタイルも、大人のワイルドコーデを格上げしてくれるでしょう。

(4)色使いのうまい着こなしコーデ

色使いがうまい着こなしコーデファッション作りにおいて、色使いの難しさは誰もが感じているため、配色がうまいコーディネートを作れる人は、男ウケしやすいでしょう。

特にメンズ向けに色使いのセンスをアピールするなら、ボルドーとネイビー、ブラックとホワイトなど反対色でまとめた着こなしコーデがおすすめです。
また、モノトーンで統一しつつ、レッドの靴下をチラ見せするなど、アクセントカラーをうまく取り入れるのもいいでしょう。

(5)さりげなく取り入れたヤンチャなコーデ

さりげなく取り入れたヤンチャなコーデパッと見た感じはマジメな印象なのに、さりげなくコーデの中に、ドクロの指輪やチェーンネックレスなどヤンチャな小物アイテムを取り入れた着こなしも、比較的男ウケしやすいファッションといえるでしょう。

きれいめコーデで落ち着いているように見せておきながら、随所に遊び心のあるアイテムを散りばめることで、根底にあるヤンチャな男心をくすぐります。

女ウケしやすいファッションの特徴5つ

続いてここからは、異性の女性にウケしやすいファッションの特徴をご紹介します。男ウケしやすいファッションとの違いも合わせて確認しましょう。

(1)清潔感のあるファッション

清潔感のあるファッションまず女子ウケを狙うのであれば、身だしなみの清潔感は絶対に外せません。
無駄に胸元をオープンにさせて見せたり、ダメージアイテムで肌のチラ見せをしたりしているファッションは、なかなか受け入れられにくいでしょう。

きれいめのアイテムを中心に、全体的にスッキリしたシルエットでまとめることによって、安定した女子ウケコーデが作れます。

(2)サイズ感のあった着こなしコーデ

サイズ感のあった着こなしコーデ女子ウケのファッションを作るときは、洋服のサイズ感に気をつけましょう。自分の体型に合わないサイズの洋服選びは、ファッションセンス以前の大問題。
タイトすぎてピチピチのトップスやスキニーデニム、B-Boyを想像させるダボダボなコーデは絶対に避けてください。

また、女子ウケを狙って可愛らしさを演出するため、無駄に裾の長い服を着る男性もたまにいますが、基本的に裾が長いトップスもマイナスポイントになります。
身長や肩幅に合ったアイテムを選ぶようにしましょう。

(3)シンプルなコーデスタイル

シンプルなコーデスタイル女性は、色柄を取り入れたファッショナブルすぎるコーデを見ると、つい引いてしまいます。
たとえば、プリントTシャツやゴールドジッパーのパーカーなど、デザイン性が高すぎるアイテムはおすすめできません。

女ウケを狙うのであれば、無地のTシャツやブラックのジャケット、濃色のデニムパンツなど極力シンプルなコーデに仕上げるべきでしょう。

(4)ファストファッションをうまく取り入れている

ファストファッションをうまく取り入れている女性は、高級ブランドの服で固めたコーデよりも、ファストファッションの服を中心に作られたコーディネートを好む傾向にあります。
ファストファッションに関しては、できるだけシンプルなデザインのアイテムを選ぶことがポイント。

比較的どこでも売られている、ありきたりなファストファッションのアイテムなのに、組み合わせ方によって差別化をはかれていたり、その人のキャラに合った着こなしコーデが作れていたりすれば、センスの良さを存分にアピールできるでしょう。

(5)さりげない差し色を取り入れている

さりげない差し色を取り入れている女子ウケのいいファッション作りを目指すのであれば、洋服自体はシンプルでありながらも、着こなしのワンポイントにさりげなく差し色を入れたコーデを作りましょう。
多くの女性は「主張しすぎない、さりげないアピール」に弱いため、例えばアーガイル柄の靴下をはいたり、民族柄のスカーフをポケットからチラ見せしたりするコーデなどをおすすめします。

その他、モノトーンコーデに合わせるビビッドカラーのベルトやシルバーバングルのチラ見せも女子ウケ狙いに丁度いいアイテムですよ。

「男ウケ」と「女ウケ」それぞれの特徴を押さえたコーデ作りを。

このように「男ウケ」と「女ウケ」のファッションは、それぞれ傾向が異なります。
男ウケと女ウケの両方を狙うのは難しいため、その日のシチュエーションに応じてアイテム選びやコーディネートを工夫してみましょう。
そうすれば、男性と女性のどちらからも好印象を持たれるようになりますよ。

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この記事のライター
加藤良大
加藤良大
歴7年のフリーライター。アパレル企業からライターに転身し、医師監修記事の元原稿や美容記事の執筆本数は10,000本を超える。前職の経験を活かし、ファッション記事、ビジネス記事など幅広く手掛ける。