ビジネスマンの勘違い!「早い」と「焦る」の違い

ビジネスマンが勘違いしていることに、仕事の早いことと、焦ることがあります。しかし、多くの人がこの違いに気が付かないので、多くのビジネスチャンスを逃しています。こちらでは、早いことと焦ることの違いをご紹介します。

ビジネスの早いと焦るの違いを理解する

ビジネスで「あの人は、仕事が早い」と賞賛されている人を見て、次は自分も続けとばかりに焦るのは、逆に自分の可能性を狭めてしまいます。対抗意識は良いのですが、これは比較対象がいるので、必ず劣等感と同時に焦る感情が自分を支配しています。その結果、勘違いしていしまい、焦ることで取引先の相手との関係を壊すことすらあります。
ビジネスチャンスを掴むには、この早いと焦るの違いを理解して職務を全うします。

焦ることで逃すビジネスチャンス

ほとんど何も準備しないままに、焦って飛び出すだけがやる気ではありません。とにかく相手の会社に今すぐ走って出掛けて、熱意だけでビジネスチャンスが掴める程に、バブル以降の日本社会は甘くありません。
高度成長期やバブルの頃は、本当に仕事が山積みで忙しく、商談もすぐに決まるので、汗だくで走る営業マンの姿も見られました。しかし、現在の失われた10年を超えて、リストラや年功序列の崩壊、倒産を経た日本社会では、焦るよりも、落ち着いた行動が求められます。ただ、やみくもに焦ることで、営業電話や訪問をむやみに繰り返すだけでは、良い仕事には恵まれないのです。

仕事が早いことは内容を理解しているかがポイント

仕事が早いことは、実は「どうしよう。何をしたら良いのか分からない!」と言う焦る感情とは、かけ離れたものです。つまり、仕事が早いと言うことは、理解度が高いから早いのです。仕事の内容と求められることを理解しているから早い段階で、何でもこなしてしまうのです。
何故、仕事の内容を理解して早く出来るのかと言うと、落ち着いた態度で仕事の合間にも、見直しをしているからです。仕事が早い人は、常に自分の仕事の方向性が相手企業の求める内容と合致しているか考えて実行しています。

相手の求める仕事にするには焦らず耳を傾ける

仕事を焦る人にありがちなのが、自分の都合を押し付けるような態度です。焦っているので、周囲の状況が見えていないので、相手の求めることを理解していません。そして、自分がこうだと決めつけて、その通りに進めようとします。それが早いと勘違いしているからですが、意見のゴリ押しで仕事が早く終わるのは、勘違いです。
本当に仕事が早い人は、仕事が完成する間際になっても、電話で相手に連絡をして「この方向で合っていますか」と質問が出来ます。仕事が早い人は、相手の要望に沿う仕事をすれば、仕事が理想的に早く終わることを知っています。その為に、やり直しにならないように、常に配慮しています。相手の求める内容を常に聞き出し、耳を傾けることで、自分の仕事を早く完成させるのです。

いかがでしょうか。ビジネス上の早いことと、焦ることの違いは分かりましたでしょうか?この違いを心に留めていれば、ビジネスで失敗することも避けられるのではないでしょうか?

Cover画像: portal.nifty.com

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この記事のライター
中村さゆり
中村さゆり
旅行や新作グルメに興味があります。最近は、ファッション雑誌を定期購買するのが趣味です。