オトコの肌質や悩みに合った「洗顔料」の選び方を徹底レクチャー!

顔のニキビやシミ・テカりなど、肌トラブルが気になる男性は、まず洗顔料を見直すことから始めてみましょう。 肌質や肌の悩みなど、自分に合った洗顔料を使うことで、トラブルの予防や改善につながります。 今回は、肌の状態に合わせた洗顔料の正しい選び方について、詳しくみていきましょう。

覚えておきたい「洗顔料」5タイプ

覚えておきたい「洗顔料」5タイプまずは、洗顔料の種類から整理しておきましょう。洗顔料は、形状別に次のような5タイプに分けられます。

タイプ①|フォーム

ポンプ式で、プッシュするとモコモコした泡が出てくるフォームタイプの洗顔料。面倒くさい洗顔料を泡立てる手間が省けるのがメリットです。ただし、使いすぎてしまいやすいため、他の石けんと比べて消耗するのが早い点がデメリットといえるかもしれません。

タイプ②|泡

フォームタイプと同じく、ポンプ式になっており、プッシュすると泡が出てきます。フォームタイプよりモコモコの量は抑えられていますが、特に大きな違いはありません。ただし、洗浄力が強烈なタイプもありますので、乾燥肌の人は注意が必要です。

タイプ③|固形石鹸

手や泡立てネットで泡立ててから使う、固形タイプの洗顔料。洗顔専用の石鹸は、身体を洗うものよりも洗浄力が控えめに作られています。基本的に固形タイプの石鹸は、配合成分がシンプルなため、アレルギー体質や敏感肌の人でも自分に合うものが見つかりやすいでしょう。

タイプ④|ジェル

ジェル状の洗顔料は、そのまま顔全体に広げて洗うタイプのため、手の平で念入りに泡立てる必要がなく、洗顔を手っ取り早く済ませられるのが特徴です。
ただし、ジェルタイプの洗顔料は比較的洗浄力が強めのものが多いため、肌の弱い男性は注意しましょう。また、香りがついているものも多く出回っているため、香りつきの洗顔料が苦手な人にはあまり向かないかもしれません。

タイプ⑤|ペースト

チューブに入っているペースト状の洗顔料。固形石鹸と同じく、手の平や泡立てネットでしっかり泡立ててから使う必要があります。
使いやすさやコストパフォーマンス、洗浄力などのバランスがいいため、最もスタンダードな洗顔タイプといえるでしょう。

男性が知っておきたい肌質4タイプ

男性が知っておきたい肌質自分に合った洗顔料を選ぶにあたって、まずは自身の肌質を知っておくことが大切です。ここからは、男性が覚えておきたい基本の肌質4タイプと、それぞれの特徴についてチェックしていきましょう。

(1)普通肌

肌にうるおいがあり、皮脂も適度に分泌されている状態のことを「普通肌」と言います。いわゆる健康な状態の肌で、肌トラブルが起こりにくいため、できるだけ維持したいところでしょう。
この普通肌は、毎日の生活習慣がしっかり整っており正しいスキンケアができていれば維持できます。

(2)乾燥肌

肌の水分や皮脂が少なく、バリア機能が低下している状態のことを「乾燥肌」と言います。もともと生まれつき乾燥肌の人もいますが、毎日のスキンケア不足や間違った洗顔、水分不足などによっても乾燥肌が引き起こされます。
ただ生まれつき乾燥肌という人でも、日頃のスキンケアによってバリア機能を補うことは可能です。

(3)脂性肌

皮脂が過剰に分泌されている状態のことを「脂性肌」と言います。顔全体のテカりや、ベタつきなどの肌トラブルを引き起こすのが、脂性肌の主な特徴。
若いころは正常に普通肌だった人でも、毎日の食生活における糖質や脂質の摂りすぎ、また、過度な洗顔や洗顔不足・生活習慣の乱れなどが原因で脂っぽくなりやすくなると言えるでしょう。

(4)混合肌

皮脂が多く、肌の水分が少ない状態のことを「混合肌」と言います。
混合肌とは、乾燥肌と脂性肌が混合している状態のことを指すため、皮脂によっては一見うるおいのある肌に見えますが、実際にはカサカサと乾燥していることも珍しくありません。皮脂の分泌を抑え、肌の水分を増やすケアが必要です。

こんな肌状態にある人は、洗顔料を見直しましょう!

洗顔料の見直しもし毎回の洗顔後の洗いあがりや、日常生活中の肌環境が次の項目に該当する男性は、今すぐにお使いの洗顔料を見直すべきでしょう。

▶洗いあがりに肌がつっぱる

洗いあがりに肌がつっぱる場合は、使用している洗顔料の洗浄力が強すぎる可能性が考えられます。また、洗顔料が肌質に合っていても、熱すぎるお湯で洗ったり、ゴシゴシ強い力で洗ったりすると、肌の皮脂が必要以上に落ちて肌がつっぱります。

▶寝起きの朝に肌がベタつく

夜のお風呂あがりや、洗顔後のタイミングは問題なくても、翌朝の寝起き後に肌がベタついている場合は、洗顔料の洗浄力が足りていない可能性が考えられます。
またそれ以外の原因として、寝る前の飲酒や高カロリーの食事摂取によって、寝ている間の皮脂の分泌が促されるケースもあるため注意が必要です。

▶洗顔後に刺激を感じる

洗顔後に肌がピリピリしたり痛みを感じたりする場合は、高確率で洗顔料の洗浄力が強すぎる可能性が原因として考えられます。また、何らかの成分が肌に刺激を与えている場合もあるため、配合成分も確認した方が良いでしょう。主には香料やアルコールなどの添加物が肌に刺激を与えている可能性が考えられます。

肌の悩みに合わせた洗顔料の選び方

肌の悩みに合わせた洗顔料の選び方それでは最後に、肌の悩みに合わせた洗顔料の選び方をタイプ別にご紹介します。

◎肌のカサつき・粉ふきには「しっとりタイプ」

肌のカサつきや粉ふきの原因は、肌のうるおい不足です。このような乾燥肌に洗浄力が強い洗顔料はNGのため、しっとりタイプのマイルドな洗顔料を使いましょう。
洗顔料をしっかり泡立てて、ぬるま湯でやさしく洗うことが大切です。

◎ニキビが多い人には「ニキビケアタイプ」

顔にニキビや吹き出物が出きやすい人には、アクネ菌に対応したニキビケアタイプの洗顔料をおすすめします。
ニキビとは、毛穴に皮脂や古い角質が詰まった状態のことを指し、そこにアクネ菌が増えることで炎症が起こります。そのため、不定期とはいえ顔にニキビができやすい男性は、過剰な皮脂や古い角質を適度に洗い流しつつ、アクネ菌に対処できる洗顔フォームを選びましょう。

◎肌のテカりには「さっぱりタイプ」

洗いあがりに肌がテカるという男性は、強めの成分が入ったさっぱりタイプの洗顔料を試してみてください。
ただし、肌がテカっていても内部が乾燥している混合肌の可能性もありますので、肌の状態が悪化した場合は、しっとりタイプに切り替えることを検討しましょう。
また肌のテカり予防として、生活習慣を整えることも大切です。

◎肌のくすみには「ピーリング洗顔」

肌のくすみが気になる男性には、ピーリング洗顔をおすすめします。ピーリング洗顔とは、古い角質を剥がして肌の新陳代謝をサポートするスキンケア方法のこと。ただし肌への刺激が強いため、週1回程度に留めましょう。
また、紫外線や摩擦によるメラニンのくすみには効果が期待できません。この場合は、洗顔後に美白美容液を使って対策するようにしましょう。

自分の肌に合った「洗顔料」を選びましょう

洗顔は基本的に毎日行うものですので、使用する洗顔料が肌に合っていなければ、いつまでたっても悩みは解消しません。 自分の肌質や、ニキビ・テカリ・乾燥・くすみなど、肌の悩みに合わせて洗顔料を選ぶようにしましょう。
また、洗顔時はぬるま湯を使い、泡でやさしく包み込むように洗うのがポイントです。日々の洗顔を見直して、肌トラブルのない健康な肌を目指してください。

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この記事のライター
加藤良大
加藤良大
歴7年のフリーライター。アパレル企業からライターに転身し、医師監修記事の元原稿や美容記事の執筆本数は10,000本を超える。前職の経験を活かし、ファッション記事、ビジネス記事など幅広く手掛ける。