『俺はクサくない』…なんて保証ありません! 男の加齢が引き起こす「匂い」の問題

大人の恋愛って、若い頃に比べて、明らかにいろいろと状況が異なっていきますよね。若い頃は何かと体力も有り余っていますし、ある意味「若い」ってそれだけで有利な側面が多いものです。
その「若者」と呼ばれる10代,20代を過ぎ、徐々に年齢を積み重ね、中年と呼ばれる頃に男性を襲う悩みと言えば…そう『加齢』です。人間という生き物は、男女に関わらず“加齢”にともなって徐々に弱みが目立つようになるもの。今回は、この『加齢』の問題にフォーカスし、恋愛不利のモテない原因についてご紹介したいと思います。

男の「体機能」は21歳頃を頂点に低下していく!

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個人差は大きいのですが、基本的に男性の体機能は21歳頃を頂点とし、その後は徐々に低下していくと言われています。
まだまだ人生の折り返しにもなっていない段階で、すでに男性は自分の体の老いを知らず知らずのうちに蓄積していくわけですね。

また厄介なことに、傍から見れば一目瞭然な男性の加齢にともなう変化は、当の本人はまったくの無自覚、なかなか気付くことができません。そのことが原因で、恋愛上多大な足かせを被っている男性も少なくないでしょう。

そして一番ありがちなのが、自分の『匂い』の変化に付いていけないケース……。

「加齢臭」はいつの間にか、しかし確実に忍び寄る問題…

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たとえば加齢によってルックスが変化していくということであれば、当人もさすがに気がつくものですよね。白髪が目立つようになったとか、お腹のたるみが気になるようになったとか、大抵ルックスにまつわる変化って、周囲が気付くよりも早く、本人自身が自覚することになります。

しかし一方で『匂い』はどうでしょうか?
加齢臭という言葉もありますが、自分がまさかいつの間にか加齢臭を放つようになっていたとは思いも寄らないまま、しかしガッツリとその匂いを周囲にばら撒いている男性というのは、残念ながら少なからずいます。

そういう男性が恋愛をしようと異性に近づいても、正直勝ち目は薄いでしょう。
たとえば加齢臭をブンブンふり撒く30代,40代の男性と、普段から周囲に気を遣いこまめに匂いのケアを施している30代,40代の男性を比較した場合、たいてい勝者は後者のほう。それほど年齢を重ねた男性の『匂い』にまつわる影響力は大きいのです。

口臭・体臭がキツい男は、女性から相手にされない!

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さらに問題は、加齢臭だけではありません。

若い頃は自分の体が臭いことなんか気にも留めなかった男性が、加齢にともなって匂いのケアに対して傲慢になってしまい、滅茶苦茶口臭がキツくなる、体臭が消せていないことに全く気付けていない、ということも決して珍しい話ではありません。
またレアなケースではありますが、10代,20代と若くて恋愛全盛期とも言える男性が、自分の放つ匂いのケアを怠っているという事態も、ときたま見受けられます。

どちらにせよ、口臭・体臭など自分の放つ匂いに鈍感な男性が、女性から相手にされないという事実は変わらないでしょう。

だって、口が臭い男性とキスしたいという人はいませんし、体が臭い男性とベッドインしたいという人も、よほどの局地的なマニアの女性以外はいないわけですよ。

「まさか自分がクサいわけがない」という自信を常に疑おう!

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加齢臭にせよ、口臭・体臭にせよ、たいていの男性は自覚症状というものがありません。

しかし、いくら自分が感知しないからとは言え、無条件で「俺は臭くない」と思い込んでしまう男性は“傲慢”と呼ぶ他に言葉が見当たりません。実際問題、匂いのキツい男性の中には、自分が悪臭を放っていることなど夢にも思っていない人もいるわけですし…。

そして、もし自分が100%臭くないと断言したいのであれば、それなりの根拠というものが必要です。

たとえば、口臭チェッカー。
安価なものなら1,000円程度で入手可能。これを使えば自分の息が臭いのかどうかを数字で把握することができます。

また、体臭にしても、最近では性能の良い空気清浄機が市場に出回っていますので、そういう検知できるアイテムを購入し、実際に機械を作動させている前で立ってみるべきでしょう。
体臭がキツい人が前に立てば、たいてい赤いランプが点灯しフルパワーの作動に切替わりますので、一発で自覚症状を促せます。

あるいは、もし気心の知れた親友がいるなら、率直に「俺、臭くない?」と聞いてみてもいいかもしれませんね。男同士であれば匂いが臭かろうと臆せず答えてくれるものですし。ただし男性の場合、女性の鼻に比べて少々鈍感なところもありますので、男性に匂いを嗅いでもらうときは、一人ではなく複数人で試したほうが確実です。

何度も繰り返しますが、匂いがキツい男性とわざわざ付き合いたいと思う女性なんて滅多にいません。よほどのお金持ちだったり、イケメンだったりと補完要素のある男性の場合は、また話は変わってくるのでしょうが…。
『匂い』は、自覚さえしていればある程度は自分なりにケアできるもの。クサい匂いを周囲に嗅がせるって、ある種では立派なハラスメントですから、「しょうがねえだろ」と割り切って放っておくのも考え物。

人間である以上、一定の年齢をすぎれば誰にでも加齢は訪れます。まずは自分の匂いがクサいか、クサくないかを検証してみることから始めてみましょう。

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この記事のライター
松本 ミゾレ
松本 ミゾレ
2013年よりフリーで活動開始。自宅に引きこもり原稿をこなす日々で慢性腰痛に。 趣味は怪獣フィギュア収集。 特技は猫あやしと怪獣フィギュア製作。 座右の銘は“休まず書け”で、野菜ソムリエの資格を持つ野菜嫌い。