他人事ではすまない! 男が知るべき「性病」の種類と「性病」に感染しやすいエッチな性行為

「俺に限って、性病なんて関係ないね」などと安心してはいませんか?
性病は、ごくごく日常的に起こりうる病気で、近年 発症する人が年々増加傾向にあります。知らぬ間に性病へ罹っていた…彼女にうつしてしまった…なんてことの無いよう、今回は性病の具体的な症状と、性病が感染しやすいエッチな性行為についてご紹介します。風俗店が身近な存在になったことに加えて、一昔前にくらべて女性の性行為に対する抵抗意識がなくなった昨今、「性病」はけして他人事ではすまされません!

「性病」の主な種類と具体的な症状

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まずは日本人にも馴染み深い「性病」の症状についてチェックしてみましょう。軽度であれば自覚症状がないものの、放っておくと神経や脳の機能障害も引き起こす恐ろしい性病もあります。

●クラミジア
国内で最も発症患者の多い性病。そして自覚症状がない隠れ感染者が多いことでも有名で、実際には厚生労働省から公表されている感染者数以上のクラミジア患者が存在すると言われています。

●淋菌感染症(りんきんかんせんしょう)
クラミジアと並び、発症にかかりやすい性病のひとつ。男性は排尿時に強い痛みを感じることが特徴的で、女性は自覚症状のないケースも多く隠れ感染者が多いと言われています。

●梅毒(ばいどく)
昔は死の病として恐れられた性病。梅毒は感染力が強く、万が一口に傷がある場合は、キスだけ感染してしまう危険性があります。おもに20代後半から40代の男性感染者に多く、ここ数年で爆発的に増加している性病です。

●性器ヘルペス(せいきヘルペス)
性器周辺に赤いブツブツができて痛みを伴います。そして恐ろしいのが、たとえ症状が治った場合でもウイルスが体内に残るため、時間の経過とともに再び発症する可能性があること。最近エッチしていない…と安心するのは早計です。

●尖圭コンジローマ(せんけいコンジローマ)
性器周辺にイボができる性病。傷口から簡単に感染し、銭湯やサウナも感染経路になるため常に一定の患者数が存在します。そして体内の潜伏期間が長く「どこからうつったのか分からない…」というケースもよくある性病です。

●HIV
HIVは、およそ10年ほど前から世間の認識度も高まり、実際にHIVの検査を受ける人の増加とともに患者数も増加…近年も減ることはなく、患者数は横ばいが続きます。そしてこのHIVは、女性患者に比べて男性患者のほうが圧倒的に多い病気であることも特徴と言えるでしょう。

自覚症状の少ない「クラミジア」の放置は危険!

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「性病になっても別に痛くも痒くもないんだし、気にしなくて大丈夫でしょ!」などと、性病を軽くみている人も中にはいるようです。

しかし、性病の中でも比較的自覚症状の少ないクラミジアでも、何の治療もせずそのまま放置にして後々重症化を患うと、前立腺に炎症が起き、最悪の場合 精子に異常が生じ不妊症になる恐れもある大変怖い病気なのです。

一方、女性は比較的自覚症状が少ないため、勢いで性行為に及んだ相手の女性が実は性病に感染していた、というケースから男性が被害を被るケースもあります。そしてたとえ性行為の本番(挿入や射精など)までいかないケース(舐めるや触るなど)でも、感染してしまうこともあります。

感染者が急増する「梅毒」には要注意!

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性病の中でも症状が重度になると後に脳の障害にも影響を及ぼす「梅毒」は、近年感染者が爆発的に増え、5年前に比べておよそ8倍~10倍と言われています。

この短期間で感染者が爆発的に増加した原因は、ネットの普及。ネットを通じて出会った不特定多数との性的行為が増えたことに関連すると言われていますが、確実かつ正確な原因は不明のまま…。この梅毒の初期症状の傾向として、赤い湿疹(しっしん)程度のため、気づかずにそのまま性行為を重ね感染を広げてしまうケースも考えられます。

また梅毒の感染経路は、キスやオーラルセックスはもちろん、コップなどの共有で口周辺の傷口から感染することもあります。「酔った勢いで軽くキスした女の子からうつされてた…」というケースも無きにしも非ず。

「HIV」の感染者は約7割が男性!

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HIV感染の原因は、男性同性愛者の接触で感染するケースがほとんど。男性の感染者数は女性の10倍以上にものぼります。

しかし、女性はこのHIVに感染しにくいのか?…というと決してそうではありません。女性はただでさえ皮膚の粘膜面積が広いため、男性よりも感染しやすい性質があります。今後このHIVが女性にも拡大しやすいルートが増えれば、男女ともにHIVの患者数は確実に広がっていくでしょう。

「性病」はコンドームだけでは不十分!

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「性病予防に、とりあえずコンドームを装着しておけば大丈夫だろう…」と誤解している人も多いと思います。性病の感染ルートは、性器同士の接触だけとは限りません。

◆口唇と性器の接触(オーラルセックス)による感染
◆キスによる感染
◆性器やお尻などに指が触れて感染する
◆タオルやコップなどの共有で感染する
◆精液・血液を触って感染する
◆お風呂場や脱衣所で感染する

……など。間接的なルートを辿ってウイルスに感染する恐れもあるのです。

そしてもし性病を患ってしまった場合は、これ以上 感染を広げないようまずは早期に治療へ行くこと、そして人との過剰な接触を控えるようにしましょう。他にも性病の予防には、睡眠不足やストレスなどで免疫力が低下している時には、なるべくエッチな性行為は控える対策も良いと言われています。

性病に感染しやすい「屋外プレイ」は絶対に止めましょう

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不衛生な環境下にある屋外の空間で、シャワーや手洗いをせず汚れた手でそのまま性器を触ったり、粘膜部分を傷つけると、そこから細菌やウイルスが簡単に感染してしまいます。

●海や砂浜
砂が陰部に付着すると柔らかい粘膜部分はすぐに傷つきます。その傷口から菌やウイルスが簡単に入り込んで感染してしまう恐れがあります。

●カーセックス
車内の空間は、人の目には見えにくいダニやホコリが蔓延する不潔な場所。ハンドルやレバーを握った手で性器を触ると少なからず細菌が付着することになり感染の可能性を高めます。

●公園や草むら
土や雨水に触った手で性器を触ると細菌が入り込み炎症を起こします。すると性感染症にもかかりやすくなりますので、人目に気づかれにくいからと夜の公園や草むらでの性行為は絶対に止めましょう。


屋外の性行為プレイは、シャワーを浴びれない環境にあるため、不衛生な体を長時間放置してしまうことが最大の難点。性病に感染する確率も高まり、症状がさらに悪化してしまう危険性も考えられます。また性病の発症に関わらず屋外の性行為は、公然わいせつ罪に該当すること、さらに今の世の中、他人に見られてスマホで盗撮される可能性も十分に考えられます。駆られる欲望に負けず、自分の意志できちんとブレーキをかけられるようになりましょう。

風俗(ソープランド)にも性病感染の危険がいっぱい!

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エッチはしなくても彼女以外の女性とのオーラルセックスやキスによる感染、風俗などでの感染など、あなたは性病感染の可能性に心当たりはありませんか?

とある風俗店(ソープランド)への訪問調査によると、風俗で働く女性のうち10人に1人は喉にクラミジア感染があると推測されています。

性病は、コンドームを装着するだけでは防ぎきれません。ちょっとした気の緩みや仕事のお付き合い、はたまた欲望に駆られて風俗に行ったが最後、性病に感染して本命の彼女を危険にさらず可能性だって十分にあり得ます。「1回くらい平気だよな」「すぐにシャワーすればOKだろ」などと安易に考えず、男性こそ性病に対して敏感になりましょう。

「性病」の感染ルートは、エッチ本番の性行為だけではありません。エッチ以外の軽い接触やタオルなどの共有でもうつってしまう恐ろしい病気です。性病に感染しないためには、不特定多数の相手との過剰な接触を避けること、屋外の性行為はしないこと、そして定期的な検診で感染を広めないことが大切です。

データ出典元:厚生労働省HPより

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この記事のライター
安井カナ
安井カナ
仕事が大好き33歳です。広告会社で働いていましたが、今はフリーライターとして活動中です。ここでしか出逢えない面白いコトを発信していきたいと思っています。