体臭を抑える食べ物、ニオイを悪化させる食べ物とは? 体臭改善に毎日の食事を見直そう!

人それぞれに個人差があり、加齢にともない気になりだす、体臭。
この体臭、実は毎日の食事と密接な関係があることをご存知でしょうか?
日ごろ何気なく食べているものが原因で、不快なニオイを発生させてしまっている可能性があるのです。

そこで今回は、体臭を抑える効果的な食べ物と、逆にニオイを悪化させてしまう食べ物、そして体臭のニオイ抑制につながる正しい食事の摂り方まで、体臭改善のコツを詳しくご紹介します。

「体臭」と「食事」の関係性とは?

「体臭」と「食事」の関係性とは?
体臭というのは、「身体の中に原因があるニオイ」「皮膚の表面に原因があるニオイ」「腸内に原因があるニオイ」の3種類に分類されます。そして、これら3つすべてのニオイが毎日の食事と密接に関係しているのです。

・身体の中に原因があるニオイ

まず身体の中に原因があるニオイは、虫歯や歯周病・胃酸過多などがあげられます。虫歯や歯周病は、甘いものばかり食べていたり、歯磨きができていなかったりすることが原因。胃酸過多症は、主にストレスが原因と考えられています。

・皮膚の表面に原因があるニオイ

皮膚の表面に原因があるニオイは、肌を守る皮脂が活性酸素によって酸化されることが原因で引き起こされます。
糖質や脂質の摂りすぎによって肌の皮脂量が増えると、体臭のニオイが強くなるのです。

・腸内に原因があるニオイ

腸内に原因があるニオイは、肉や魚・チーズ・卵など、毎日の食事で摂取することの多い動物性タンパク質が原因で起こります。
動物性タンパク質の摂取量が増えることで、アンモニアや硫化水素などに分解され、腸内由来のニオイの素になるのです。

体臭を抑える効果的な食べ物4つ

ここからは、体臭を抑えるうえで効果的な食べ物を紹介していきます。

(1)抗酸化成分を含む食べ物

抗酸化成分を含む食べ物
まずは、皮脂の酸化を抑えるために「抗酸化成分」を含む食べ物を摂りましょう。抗酸化成分は、代表的なところでビタミンCやビタミンEがあげられます。ビタミンCはパセリやブロッコリー、芽キャベツなど、ビタミンEはアスパラガスやアボカド、カボチャなどに多く含まれています。

(2)アルカリ性を含む食べ物

アルカリ性を含む食べ物
皮膚の表面は弱酸性、体内は弱アルカリ性に保たれています。体内が酸性に傾くとニオイが発生するため、体内の酸性を中和してくれる「アルカリ性」の食材を摂りましょう。アルカリ性を含む食べ物としては、梅干しや海藻類、ほうれん草、小松菜、大豆製品などがあげられます。

(3)食物繊維を含む食材

食物繊維を含む食材
腸内環境を整えるためには、「食物繊維」の食べ物をしっかり摂りましょう。健康な腸内は、善玉菌(ぜんだまきん)と悪玉菌(あくだまきん)・日和見菌(ひよりみきん)をバランスよく保っているものですが、動物性タンパク質や脂質を摂りすぎると悪玉菌が増えてしまい、腸内由来の体臭が発生しやすくなってしまうのです。
また、食物繊維には善玉菌を増やし逆に悪玉菌を減らす効果もあり、便秘の改善にもつながるでしょう。
この食物繊維を多く含む食べ物には、納豆などの豆類、しめじやえのきなどのキノコ類、バナナなどのうり類があげられます。

(4)乳酸菌を含む食べ物

乳酸菌を含む食べ物
食物繊維と同様「乳酸菌」も、善玉菌を増やし悪玉菌を減らす効果が期待できる食べ物。
腸まで届くタイプの乳酸菌が望ましいですが、胃酸で死んでしまっても結果的に腸内環境を整える働きが得られます。
この乳酸菌を含む食品や調味料として、ヨーグルトやチーズ、キムチ、味噌などがあげられます。

体臭を悪化させる食べ物5つ

体臭を悪化させる食べ物
続いてここからは、体臭を悪化させる危険な食べ物についてご紹介します。
次にあげる食品類は、不快なニオイをより強烈に変えてしまう恐れがあるでしょう。

(1)肉や魚などの動物性の食べ物

肉や魚など動物性の食べ物は、動物性タンパク質や脂質を含み、身体の健康を保つために必要な食べ物。しかし、摂りすぎると腸内環境が乱れたり、皮脂の分泌が増えたりと、体臭を悪化させる原因になります。
ちなみに、外食やコンビニ弁当ばかり食べていると、自然と動物性タンパク質や脂質の摂取量が増えてしまいますので注意しましょう。

(2)ニンニク

ニンニクに多く含まれる“アリシン”という香気成分は、口臭の原因になります。さらにアリシンは、体内に吸収されたのちに皮膚からも排出されるため、体臭の原因にもなるのです。ニンニクを食べても、歯磨きさえすればニオイは防げるというわけではありませんので、くれぐれも食べ過ぎには気をつけましょう。

(3)辛い食べ物

辛い食べ物には、汗の分泌を促す効果があるのですが、この汗をかくことによって、アポクリン腺とエクリン腺の2つの汗腺が分泌されます。
辛い物を食べたときに出る汗は、エクリン腺から出る汗で、これはほぼ無臭。しかし、汗が蒸発するときに酸化した皮脂によるニオイを蒸散させてしまうため、結果的に体臭につながりやすくなるのです。
また、汗は雑菌と混ざることでも不快なニオイを発生させるため、スパイスや香辛料など辛い物の食べ過ぎにはくれぐれも注意しましょう。

(4)リノール酸を含む油

リノール酸は、悪玉コレステロールや中性脂肪を増やすほか、過酸化脂質に変化してニオイ物質の生成を促します。特にサラダ油をはじめとした、植物油を含む揚げ物類の食べすぎにはくれぐれも注意しましょう。自分でも気づかないうちに、体臭で周りに迷惑をかけてしまう危険があります。

(5)お酒などのアルコール類

晩ご飯のお供にお酒が欠かせないという人もいるでしょう。
しかし、お酒に含まれるアルコールは体内でアセトアルデヒドに分解され、汗腺から排出されるときに不快なニオイを発生させます。日常的にアルコールを摂取している場合は、体臭に配慮した方が良いでしょう。

体臭のニオイ改善につながる正しい食事の摂り方

体臭のニオイ改善につながる正しい食事の摂り方
体臭を改善させるためには、食べ物以外にも食べ方に気をつかいたいところ。
ここからは、不快なニオイを解消させるための正しい食事の取り方についてご紹介します。

・毎食に野菜や果物を取り入れる

まずは腸内環境を整えるために、毎回の食事で脂質やタンパク質を摂りすぎないよう野菜や果物をしっかり摂りましょう。忙しくて栄養にこだわれない方は、コンビニやスーパーで売っているカット野菜などをうまく活用することをおすすめします。

・糖質と脂質を抑える

食事の際、糖質と脂質は皮脂の分泌を促し体臭のニオイ悪化につながるため、摂りすぎには十分注意しましょう。タンパク質を摂る際も、できるだけ脂身の少ない肉・雑穀米などをうまく取り入れることをおすすめします。

・オリーブオイルやゴマ油を取り入れる

料理を調理する際に欠かせない油ですが、リノール酸を含む植物油ではなく、善玉コレステロールを増やすオレイン酸が含まれたオリーブオイル、もしくはαリノレン酸が含まれたゴマ油やエゴマ油・シソ油などを摂りましょう。

体臭が気になるなら、毎日の食事を見直そう!

人間の身体は、毎日の食事によって作られています。
食事の摂り方を少し工夫するだけで、驚くほど体臭のニオイ改善につながるでしょう。
そのためには、まず食べ物に対する正しい知識を身につけ、それを継続し、当たり前の習慣にしてしまうことが大切です。
特に、普段の食事から野菜や果物・オリーブオイル・ゴマ油・乳酸菌を含む食品類は積極的に取り入れるようにしましょう。

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この記事のライター
加藤良大
加藤良大
歴7年のフリーライター。アパレル企業からライターに転身し、医師監修記事の元原稿や美容記事の執筆本数は10,000本を超える。前職の経験を活かし、ファッション記事、ビジネス記事など幅広く手掛ける。